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医学的な観点から・・・
■心の動きを左右する「脳内物質」
ステキな人を見ると胸がときめいたり、失敗したらどうしようと不安になったり……、私たちの心の動きは「脳内物質(脳内神経伝達物質)」のはたらきと関係しています。
脳の中には何種類もの脳内物質があります。外からの刺激を受けると、特定の脳内物質が脳の神経細胞間で放出され、脳内神経ネットワークにその情報が伝えられます。その結果、ポジティブな感情やネガティブな感情が起こるのです。
■脳内物質のはたらきって?
A ドーパミン
「快」に関わる脳内物質。この分泌が多いと、食欲や性欲がわき、やる気がみなぎる。
B ノルアドレナリン
ネガティブな気持ちを引き起こす脳内物質。この分泌が多いと、不安やストレスが増す。
C セロトニン
平常心をもたらす脳内物質。この分泌が多いと、ストレスに対して動じない心をもたらし、頭のさえた、冷静な状態を保つ。
■セロトニンが少ないとどうなるの?
最近、うつに悩む大人が増えたり、キレる子どもが多いですよね。このような人は、セロトニン神経のネットワークがうまくはたらいていない人に多いのです。
セロトニンの分泌が少ないと、ストレス刺激が加わったとき、すぐに平常心をなくしてしまいます。その結果、ちょっといやなことがあっても我慢できず、すぐにパニックになってしまったり、落ち込んでしまったりします。
(Rest&Care Market ふらわ~) 2009年12月17日 13:02